双子座のパラドクス 感想
総評 :72/100
CG :10/15 【まあまあ】
シナリオ :10/15 【展開自体は夢中になって読めたが、細かいとこが気になる】
声優 :8/10 【北見六花すち】
曲 :16/20 【geminiがとても良い。デンカレの曲はどれもかっこいい】
システム :8/10 【フローチャートは分かりやすくてよい。】
なんとなく:20/30 【バトル要素もありSFもありで楽しかった。】
ネタバレあり
前半の漂流教室感ある展開も、過去回想編も面白かったです。しかし細かいところで突っ込みどころが気になっていまひとつ物語に集中できない部分もありました。なんだかんだでほとんどの伏線をきれいに回収して終わってしまったので、あまり書くことがありません。
異世界編と現実世界編の二軸の物語が相互に影響しあって進んでいくストーリーは、新鮮で面白かったです。2つの世界と過去編の要素がだんだんと繋がっていくのはワクワクできました。
こじつけ的なところ(総一がタイムスリップしたときアルの魂だけ消滅したところとか)がいくつかあったのは気になりましたが、大きな矛盾点もなく伏線もほとんど回収されていたので読後感は爽快でした。要所で出てくる笑顔のおまじないは、エピローグまで見ると割と感動できます。
問題は、登場人物の言動にいまいち共感できなかったところでしょうか。なんだかメンヘラ多くない?みんな何かしらか拗らせすぎでしょ、と終始思いながらプレイしていいました。ストレートなキャラが欲しかった。その点、夏月はとても良いキャラでした。やっぱりエロゲヒロインはツンデレ幼馴染が一番。
できれば物語中でやって欲しかった要素として、タイムスリップものには付き物なタイムパラドックスの説明が気になりました。こじつけでも構わなかったのでなにかしらかで解決を提示して欲しかったです。
ずいぶんあっさり目な感想になってしまいましたが、読後感の良い面白い作品でした。次やる予定の終バスも楽しみ。