えろげだいありぃ

浅めの感想置き場

こんそめ! ~combination somebody~ 感想

総評   :84/100

CG     :10/15 【立ち絵がかわいい。一枚絵は少なめ】

シナリオ :13/15 【消化不良感はあるものの、概ね満足。スィエルート終盤は熱かった】

声優   :10/10 【銀弾のいつめん。青山ゆかり様の演技がすごかった】

曲    :20/20 【combination somebody!と7th world's outが良かった。イェイイェイ】

システム :6/10 【特に不満無し。】

なんとなく:25/30 【個性的なキャラクターしかいない。小難しい言い回しも、いい感じにヒネた主人公を演出できてて良かった】

 

 今は亡きSilver Bulletの作品。友情、努力、勝利なお話。

 懐かしの8bitRPG風なAVNという一風変わった本作ですが、演出面や心情表現にもRPG要素を落とし込んでいるのは面白いところでした。

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アトラク=ナクア 雑感

 先日、「和香様の座する世界」の体験版が出た際に、主題歌の作曲shadeさんじゃん!しかも黒髪ロングで黒セーラーといえば初音姉様でしょ!と思い立ったのでアトラクを3年ぶりくらいにやり直しました。ので雑感を少し書きたいと思います。

 

 あらすじ

 主人公の比良坂初音は悠久の時を生きてきた女郎蜘蛛の妖。宿敵である銀との戦いで傷付いた体を癒すためとある学園に巣を張る。気まぐれで不良に輪姦されていた少女、深山奏子を助けたところから物語が始まります。

 

 1997年のアリスの館456に収録されていた作品ですが、単品で廉価版が出ているので3000円くらいで簡単に手に入ります。cd音源なのでディスクレス起動するとbgmが鳴らないため、inmmなんかでゴニョゴニョすると上手く動くと思います。

 

 このゲームの良いところは種々挙げられますが、特筆すべきは独特の雰囲気ではないでしょうか。あまり普段では雰囲気ゲーという言い方はしないのですが、この作品に関してはまさに雰囲気ゲーの極みだと声を大にして言いたい。それくらい、この作品の音楽とテキストが作り上げる世界観、空気感は素晴らしいと思います。

 状況描写や心理描写がメインで描かれるからこそ、要所で登場人物の台詞が印象に残ります。「身の程を知るのね、豚」だったり「私はね、それほど慈悲深くはないのよ」で初音姉様に惚れた人は多いのではないでしょうか。

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 また20年前のゲームですが音楽が素晴らしい。和風なようでどこか違う、寂しげな音楽がゲームにぴったり合っていて引き込まれます。特に6章、終章のthrowing into the banquetからatrach=nachaアレンジ3回の流れは最高に痺れます。atrach=nacha  ~going onを聞いてみて気に入った方は是非アリスボーカルコレクションのアレンジ版もどうぞ。当時からのshade氏の鬼才ぶりを存分に感じられます。

 

 20年前に百合、人外といった要素を取り入れた先見性もさることながら、独特の雰囲気に今でも十分に読めるだけの魅力がある作品です。プレイ時間は通しで6~8時間くらい。エンドも2つだけなので全テキ、CG回収含めても12,3時間ほどあれば終わります。ビジュアルやシステムは流石に古臭いですが、それを差し引いてもきっと満足できる一作だと思います。

空に刻んだパラレログラム 感想

総評   :75/100

 

CG     :10/15

【若干不安になるCGはあったが概ねきれい。立ち絵差分が少ないのでもうちょっとがんばってほしい】

シナリオ :12/15

【青春スポーツものとしてよくまとまっていた。25時間くらい】

声優   :8/10

【妖花ちゃんがかわいかった】

曲    :15/20

【OPのクオリア輪郭はスルメ曲】

システム :5/10   

【クイックセーブとバックログジャンプが無い。無くてもいいけどやっぱり不便。】

なんとなく:25/30

【登場人物がみんな輝いていてよかった。】

 

以下感想

 

 今までのウグイスカグラとはテイストが違う作品でしたが、十分に楽しめました。とにかくサブキャラ含めて登場人物全員が輝いていてとても良かった。ひとりひとりのキャラクターが、自分なりのテレプシコーラに対する思いを試合を通じて見つけていく流れはとても美しかったです。空想のスポーツを表現することは、ことエロゲにおいてもとても難しいとは思いますが、心理描写や回想を中心に書くことで有無を言わせぬ迫力がきちんと出ていたと思います。

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 一番熱かったのは、エアロパーツ編。トラウマや葛藤を乗り越えて2軍から成り上がったチームが最強に打ち勝つのは、王道だけれどやっぱり熱い展開。決勝では、逆転された状況でもチーム全員が笑顔で楽しんでいるのが印象的でした。

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 ヒロインでは里亜がいちばん好きでした。主人公のことを誰よりも分かっているところとか、紅のことを思って自分から身を引こうとするところとか、ザ・幼馴染で好き。

 サブキャラでは境遼二君がとてもいいキャラをしていました。まさに影の主人公といってもいいのではないでしょうか。最強たる理由や、不遜な態度の裏に彼なりのケジメや努力が見えるのがかっこいい。

 

 残念だったところは演出面でしょうか。システム面や誤字脱字はまあ目を瞑るとして(かなり多かったですが)、立ち絵差分だったり、試合中の演出が少ないせいでいまいちテレプシコーラがどういった競技なのか最後まで具体的なイメージが持てませんでした。序盤に何度も空中のバスケと説明された割には、がっつり接触や足を出すのが許されてたり、点が入れにくい競技と言われたりで???状態。もう少しサイズ感やファウルについての説明が欲しかったところ。

 

 総じて、多くのキャラクターが出てくる本作ですが全員に魅力がある作品でした。ただもっと掘り下げが欲しい面子がいたことも事実。水ヶ原先輩とかクックロビンの面々とか。お気に入りキャラは遺愛妖花ちゃん。声優さんは新人とのことでしたが迫力のある演技でした。これから応援させていただきます。

 

 イーリスルートはなんで無かったんだろう・・・

愛しい対象の護り方 感想

総評   :81/100

CG     :13/15 【立ち絵差分がいっぱいあるのがAXLのいいところ】

シナリオ :10/15 【今作は個別入ってからのバッドエンドが無くなったかわりにサブキャラルートがあって嬉しい】

声優   :10/10 【いつものAXL声優】

曲    :20/20 【opのカンデコが素晴らしい。すべてのオタクに聞いて欲しい応援歌】

システム :8/10 【システム周りが快適なのもAXLのいいところ】

なんとなく:20/30 【いつもながら、見てて楽しい学園生活。変にギスったりしないでいいんです。】

 

 幼馴染との再会を果たすために、世界的なPMCの運営する軍事学園の警護課に入学した主人公、松井祐人。だが折角会えた、幼馴染の天城結衣に出会って早々拒絶されてしまう。落ち込む暇も無く、案内された教室はボロボロ。落ちこぼれの警護課は他の課との備品争奪戦に負け、備品を没収されていたのだ。彼女と笑顔と備品を取り戻すために仲間ともに祐人は立ち上がる。

 波乱から始まるいつものAXL学園もの。以下感想

 

【共通】

 サブキャラが魅力的で、最初から物語に引き込まれる。正直、軍事学校というより厳しめの部活といったところだが、そこはいつものAXLクオリティ。細かいところは突っ込まずに、一緒に学園ライフを楽しむべし。共通ラストのサバイバル訓練はとてもおもしろかった。

 

【美冬ルート】

 最初と最後以外イチャコラしてるだけのルート。付き合うまでのシリアス展開で出し切った感。最後の方は適当過ぎでしょう。学園側が研究を軍事利用したい→美冬を捕まえようとするって流れなのに本人に向かって発砲しちゃいかんでしょ。当たったらどうするねん。

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ほんとだよ

 でもイチャラブはあまあまでけっこうよかった。

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【ロッテルート】

 金髪ロリデカリボン天才だけどアホの子の青山ゆかりキャラ。

 傲岸不遜な性格にもきちんと理由があるのが良かった。え、そんだけ?感がある理由ではあったけど。争奪戦がメインなルートはこれだけなので、後半はもうちょっと丁寧に書いてほしかった。なんやかんやで勝利みたいなのが結構あったので。

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貧乳はステータス

 

【成美ルート】

 昨今珍しくなってしまった暴力系?ヒロイン。個人的には嫌いじゃない。

 ルートとしては、キック魔になってしまったトラウマを克服していく内容。過去がふつうに重い。ラストの手繋ぎCGがよかった。警護課に身を置く意味を考えるという意味では、かなり重要なルートかも。レッツ、けいたま!

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きーーーっく

 

【結衣ルート】

 このルートだけ出来が違うというか、このルートのためにあるゲーム。まあメインヒロインだからね。ぜひ最後にやってほしい。10年間互いに思い続けてた関係とかに個人的に弱いので、ぶっささりだった。

 デレの破壊度がすごい。

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 細かいところは気になるけど、大筋としては綺麗にまとまっていたし、何より日常シーンが楽しくて良い。ただ折角舞台設定がよく出来ていたのでそこはもう少し活かして欲しかった。個別でも争奪戦が見たかったです。相も変わらずサブキャラ陣がコミカル。汐理せんせーぷりちー

 

恋する乙女と守護の楯 感想

 

総評   :81/100

CG     :12/15

【ヒロイン5人*シーン2、3回*3、4枚+差分 通常合わせて100枚ぐらい SD、カットイン含めると200ぐらい? 立ち絵差分も豊富】

シナリオ :12/15

【共通ふつうくらい、個別はやや短め ラブコメときどきバトルものとして見ればとても面白いです】

声優   :10/10

【やっぱり青山ゆかりツンデレは至高 お気に入りキャラはcv如月葵の穂村有里】

曲    :20/20

【op shield nineがかっこいい。edもヒロインごとにあり、どれも良曲。移植版のop love shieldもかっこいいので是非。全曲オフィシャルサウンドトラックに入っています。】

システム :7/10   

【古いゲームだが快適。win7、10でも強制終了など無し。シーンスキップ、選択肢の選びなおしもすぐにできる。バックログジャンプなどはないが許容範囲内】

なんとなく:15/30

【なんちゃってバトルもの感はあったけど個人的には楽しめた。主人公がかわいいしサブキャラもキャラが立っていて魅力的】

 

 

 主人公、如月修史は警備会社アイギスに所属する、要人警護のプロであるガーディアンだが極度の女性恐怖症。だが今回の依頼は、女装してのお嬢様学校への潜入だった。山田妙子として少女に姿を変え、無事にお嬢様達を守り切れるか、といったあらすじ。

 

 いわゆる女装ものですが、本人は嫌々でありHシーンでも女装を解くことが多いのは珍しいかもしれません。話の流れとしては当然お嬢様方を狙う敵と戦うわけですが、バトルシーンでは、わりとうっかりして窮地に陥るだとか、ほんとにぃ?って感じの展開もあります。敵も味方もどこか抜けてて、君たちほんとにプロか?と思いたくなりますが流し見する分にはまあ十分。けどスタングレネード投げるときに、ヒロインに「目を瞑れ!」って叫んだせいで敵にも効かなかったのは、流石にどうかとおもいました。熱いバトル要素や女装Hに期待して買う方は要注意。

 

 本作の一番の魅力はなんといっても日常シーン。学園の様々なイベントに、一癖も二癖もあるお嬢様方と奔走する訳ですが、これがおもしろい。ことあるごとに女装がばれそうになったり、いっしょにお風呂に入らされそうになったり・・・ 常識の通用しないお嬢様相手に、主人公の上司である課長や同業である有里とも協力して、なんとかやり過ごす日々は、見ていてとてもシュールで笑えます。ヒロインたちと段々に打ち解け恋愛に発展する様子も自然で、違和感もなく楽しめてぐっど。

 また、ヒロインもサブキャラもみんな魅力的。特に設子さんと雪乃様。ここは割とネタバレにもなるので深くは触れません。まあ青山ゆかりツンデレお嬢様がかわいくない訳がないし、瀬之本先生のキャラデザはみんなかわいい。

 

【雪乃ルート】

 cv青山ゆかりツンデレお嬢様。3年生なので、ヒロインの中でも一番の年上。流れが単純明快で、終わり方がきれいなので個人的には一番お気に入りのルートです。ただ自分からピンチに陥りに来るのはいただけない。狙われてるんだから大人しくしてなさい。酔っぱらった雪乃様は必見。

 

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かわいい

 【蓮ルート】

 元気系ヒロイン。主人公と同じクラスだけあって共通でも絡みが多い。元気系だから空回りすることがあるのはいいけれど、そこをうまく物語としてフォローしきれてない感じがあったのが残念。素人が張り切らなくてもいいんだよ・・・

 

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そんなに張り切らなくていいから・・・

 

【鞠奈ルート】

  唯一の年下ヒロイン。ただルートはあまり印象に残らなかったです。個別の分岐は彼女の選択肢に面白いのが多かった。トイレのくだりとか。割と最後の最後まで悪ガキな感じのキャラなのでそこが好きになれるかどうかで変わってくると思います。

 

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【有里ルート】

  同業者設定を活かした個別シナリオで、なかなか良かった。ライバル関係から恋人関係になるのは王道だけどいいですね。ただ敵ときっちり決着をつける終わり方ではないので、そこは微妙なポイントかも。

 

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かわいい

 

【設子ルート】

 君たちは本当にプロなのか?と一番言いたくなるルート。ただ細かいことを気にせずに一種のラブコメと考えればいちばん出来がよいルートでもある。最後にやりましょう。やりおわってからlove shieldを聞きましょう。

 

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話しかけないでください!

 

 総評としては、女装モノ+ラブコメ+なんちゃってバトルとして見ればかなり楽しめると思います。特定の要素に期待しすぎると肩透かしをくらうかも。某空間で20点をつける人も90点をつける人の気持ちもわかる感じ。AXL作品ということを念頭に置いてプレイすれば、きっと思い出に残る作品になるのではないでしょうか。

 

はじめに

 このブログは、自分がやったゲームや見たアニメ、ラノベなんかの感想を書く場所です。筆者は複数人いるかもしれません。

 

 ゲームに関しては一応点数はつけますが、同じ点数だから同じくらい面白かったとか、気に入ったということではありません。かなり気分でつけてるので、あくまで目安です。

 

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