Chanter キミの歌がとどいたら 感想
総評 :59/100
CG :5/15 【あんまりかわいくない】
シナリオ :9/15 【だるい】
声優 :6/10 【AYAさんの快活なキャラが好き。恋姫は張遼推し】
曲 :15/20 【OPはKOTOKO曲の中でも5指に入るくらい好き】
システム :4/10 【15年前なら普通ぐらいか。セーブ画面がみづらい】
なんとなく:20/30 【最後は挿入歌が欲しかった。全ヒロインえろいっかいだけ】
今は亡きテリオスの学園モノエロゲ。
DMMの冬セールで500円だったのでDL版を購入。パケ版も中古数百円で買えるが、どうやらプロテクトがAlpha-ROMらしいので、手持ちにwin10しか無い人は買わない方が無難だろう。
ただ予約特典が主題歌フルコーラスCDとあるので、佐藤ひろ美さん歌唱のEDが欲しい場合は特典付きの中古を狙ってみるのはアリかもしれない。OPはKOTOKOの「a piacere」I'veのどこかしらかのガールズコンピに入っている。どちらもかなりの良曲なので一聴の価値はある。
メインライターが田中ロミオの割には評価がいまいちなことに興味を惹かれて購入し、そして実際にプレイした感想としては確かに評価が低いのも頷ける出来具合ではあった。
プレイ前は「日常シーンが退屈、どこかでみたことあるような展開」と要因によって評価が低いのだろうとたかをくくっていたが、むしろウィットに富んだ会話とユニークなキャラクター達によって、凡百のエロゲよりかなりこの部分は最後まで飽きずに楽しめた。
これだけ日常会話が面白いエロゲはなかなか無い。流石ロミオといえる部分だったと思う。
問題はそこでは無く、やたらに長い共通ルート、そして駆け足で終わる個別にある。どれだけ日常シーンが面白くても、物語の展開そのものが退屈だった。
感覚としてはだらだらと続く坂道をずっと登っているのに近い。大きく盛り上がるポイントが最終盤の演奏シーンしか無いうえに、ヒロイン達と学校に行くだけで緩急が無い共通ルートがやたらと長く、飽きる。しかし会話そのものはそこそこ面白いので、だらだらと読み続けてしまう。
結果として、いつの間にかゲーム始めて一時間経ってたけど何か話進んだっけ、的な現象に見舞われるため心象が悪い。
また、共通終盤以降ライターが変わってつまらなくなる。唯一の長所である日常会話の面白さが消え、個別ルートが苦行と化しだいぶ辛かった。
あとは単純にヒロインがあんまりかわいくないとか、ルートによっては話がしょうもないとかいろいろあるが、ここらへんは人によりそうなので割愛。
唯一かわいいヒロイン。ストレートな薄幸美少女で良かった。ルートも終わり方が良かったので満足。
可愛くないうえに理不尽暴力系幼馴染。頭上のエアインテークはラリーカーもかくやという張り出し具合。どういう髪型なのそれ。こいつがメインヒロイン兼トゥルーエンドなのでもやもやする。
委員長キャラだがルートがしょうもない。元カレが氏んでヘラってたところを慰めていい感じになるだけ。
ことこちゃん。いちばんルートは面白かった。この子がメインヒロインで良かったんじゃなかろうか。
以上。サントラ付きで500円くらいなら買ってもいいと思います。