桜吹雪~千年の恋をしました~ 感想
総評 :81/100
CG :10/15 【微妙に違和感があるところもあるが許容範囲内】
シナリオ :10/15 【向日葵ルートだけ微妙】
声優 :10/10 【茶谷やすらさんの舞黒演技が良かった】
曲 :20/20 【opが最の高】
システム :6/10 【ふつう。強いて言えば画面切り替えがクリックで飛ばせないのが気になるくらい】
なんとなく:25/30 【濁った空気感が良い】
春なので春っぽいのをやろう企画。
銀弾のゲームは音楽が良い。OPはもちろん劇伴も120点。
銀弾、というか日野氏特有のちょっとヒネた主人公と言い回しが心地良い。
デビルなお嬢様はいいキャラしてた。邪っ!
実行委を通して建前の絆はいつのまにか本物になっていく……かもしれない、というのがおおよそなテーマだと思います。
そういう意味で根っこにあるものはこんそめとあまり変わりませんが、桜吹雪では各人のキャラがより濃い分だけ日常シーンの掛け合いがユニークで楽しめました。ただ過去編との絡みが紅紗ルート以外であまりなかったのは少し残念。構成的に無理があるのは分かりますが、あんまり小出しにして最後のルートまで引っ張られるとデティールを忘れるねん。
【雪花√】
この姉弟の掛け合いが最高に好き。ねえさんねえさん。
ブラコンの姉とシスコンの弟という組み合わせから生み出されるダダ甘空間に、ついついニヤけさせられてしまう。構成としても他ルートが捻ってあるのに対して、障害を乗り越えて相思相愛という王道進行で安心して読み進められました。
【向日葵√】
複数ライターの弊害か、なんだかこのルートだけすごく微妙。何が微妙かというと、主人公の性格が違う、物語の核心に近づくも予想外というほどの展開では無かったetc…とたくさんありますが、最たるところでいうと単純に向日葵を好きになれなかったことでしょうか。さんざん武士道だの宣って不器用キャラ兼真面目キャラ演出しておきながら、やってることがスパイ活動だったり野外オナニーなのはちょっと…。
【紫苑√】
紫苑のBGMすき。9割ぐらいの間ブリザードを楽しむだけのルート。たぶんこのキャラ好きになれなかった人には地獄なルートです。邪っ!
【紅紗√】
他3人を攻略してからでないと入れません。伏線の回収っぷりは見事でしたが、この紅紗ルート単体で解決しようとしすぎたような感を受けました。他のルートでおろそかにした分、過去編と伏線の回収に終始してしまった故に、紅紗たんのぷりちーな魅力をいまひとつ堪能できなかったのが残念です。もうちょっとイチャラブ要素も欲しかった。
このゲームで一番好きになったキャラは雲雀でした。悪友ポジのイケメン(女だけど)は好きになっちゃうよね。